黄金の精闘士！G3を撃破せよ！

ノ「首領！！
　　新たな情報をキャッチいたしましたよ！！」
イ「新たに発見したクエストエリア、山道にスカラベーゼＧ３っつーヒーローがいるって話だ」
ノ「身体が緑色にも金色にも輝くヒーロー……」
ノ「これを利用しない手はありません！」
ノ「スカラベーゼＧ３のカラフルエナジーを奪い取り、日夜街をクリスマスイルミネーションで輝かせるです♪」
イ「それじゃただ市民が喜ぶだけだろ……」
ノ「ふっふっふ、甘いですねイブリースさん」
ノ「年中無休の24時間でピッカピカのイルミネーションを照らされると、どう思います？」
イ「そりゃ、眩し過ぎて寝付けれないし……、イライラするだろうな」
ノ「Exactly！！（そのとおりでございます）」
ノ「日夜街中をクリスマスイルミネーションで照らし続け、市民のイライラを極限へと高めます！」
ノ「その結果険悪になったカップルは次々と別れてしまう事態に……、ああ、なんて悲劇……（涙）」
イ「深いな……」
ノ「この作戦！名付けて！」
ノ「黄金の精闘士！Ｇ３を撃破せよ！～サタンも歓喜！？リア充爆発のメリークリスマス～」
イ「も一つおまけに情報だ。今回はカラフルな色彩を誇るレイドボスが出てくるみたいだぜ」
イ「ついでにそいつ等も撃破して、カラフルエナジーを奪っちまおうぜ」
ノ「そうと決まれば！！カラフルエナジーを求めて出発です♪」

彩「くっくっく、こんな山奥ならどれだけ落書きしたって誰にも怒られないよね」
彩「さてっと……、早速このスプレーで……♪」
ノ「カラフルな子はっけーーーーん！！」
彩（ビクゥ！！）
イ「確かにこいつはカラフル以外の何物でもないねえ♪」
彩「な、なんなのよあんた達！？」
イ「四の五の言わずに……」
ノ「黙ってカラフルエナジーを差し出せです☆」
彩「山賊が出没するなんて聞いてないわよーーーー！！」

彩「……うそ、負けちゃった」
イ「さあさ、大人しくブツを回収させてもらおうか」
彩「ぶ、ぶつって何よ！！」
ノ「あなたみたいにカラフルな人が持っている特別なエナジーですよ☆」
ノ「有無を言わさず、カラフルエナジー回収装置スイッチオーーーン♪」
…………ﾌﾟｽﾝ
イ「……おい、何か調子がおかしくないか？」
ノ「こ、これは、……、まさかの電池切れです！！」
イ「アホかーー！！　電池の残量くらい確認してから持って来いよ！！」
ノ「ちょっとお待ちください！　私だけの責任にするおつもりですか、元はと言えば……」
彩「なんだか知らないけど、これはラッキーね♪　今のうちに逃げちゃおっと♪」

打「ここならどんだけ花火を打ち上げても怒られへんよな……」
打「よっしゃ！気合一発！
　　いっぱい花火打ち上げんでーー！！」
ノ「カラフルな子（花火）はっけーーーーん！！」
打（ドキッッ！！）
イ「確かにこいつはカラフル（な花火）以外の何物でもないねえ♪」
打「な、なんやねんあんた達！？」
イ「四の五の言わずに……」
イ「なんだかデジャブるな……」
ノ「黙ってカラフルエナジー（花火）を差し出せです☆」
ノ「コピペではありませんからね！？」
打「なんやねん、あんた等！？山賊か何かか！？」

打「……そんな、うちの花火が効かへんなんて」
ノ「ふっふっふ、キレイな花火でしたが、私たちには効きませんでしたね」
イ「さてさて、残った花火の玉はわたしたちが全部カラフルエナジーに変えてやるよ♪」
打「うう、丹精込めて作った花火の玉が……」
イ「大量大量♪　カラフルエナジーで回収装置がパンパンだぜ♪」
打「くっそー、負けたままなんて納得いかへんわ！次の玉を用意して再戦したるからな！」
ノ「次も大量の玉を持ってお越しくださいね、お待ちしております♪」
イ「パンパンだぜえ……♪」

ノ「首領、カラフルエナジーの回収、ご苦労様でした♪」
イ「こんだけのエナジーがあれば、街中どころか世界中を照らすことだって出来ちまうかもな」
ノ「それでは早速カラフルエナジーの試験運用を……」
ピカアアッッ！！
イ「おお、眩いばかりの光だね、この作戦は本当に行けるかもしれないよ」
ノ「ふっふっふ、この天才ノーピアちゃんが立てた作戦なのですから当然です♪」
イ「いつも失敗ばかりするアホなあんただけど、少しずつでも着実に成長はしてたんだねぇ……」
ノ「なんだか悪口のようにも聞こえますけども……、褒められて悪い気はしませんね！！」
ノ「ノーピアちゃんの全力全開！！最大出力の力をお見せします！！」
ピカアアアアアアッッッッ！！
イ「全然褒めてないっつーの……、って眩しい、眩し過ぎる！！」
ピカアアアアアアッッッッ、
ピカアアアアアアッッッッ、
ピカアアアアアアッッッッ！！！！
ノ「うおっまぶしっ」
ドガアアアアアァァァァァンッッ！！！！
イ「……おい、まさかこれ」
ノ「出力を上げ過ぎたせいで、耐え切れず爆発しちゃったみたいですね♪」
イ「……集めたカラフルエナジーは？」
ノ「爆・発・四・散！！！！」
イ「お前の身体を四散させてやろうか！！！！」
ノ「過ぎたことは気にしても仕方がない。首領、次頑張ればいいんですよ、次♪」
イ「全面的にお前のせいだよ！！」