悪豆撒いてヒーローは外、鬼は内大作戦！！

ノ「首領！！新たなヒーロー情報をキャッチングしました！！」
ノ「今度のヒーローは圧倒的なパワーで敵を粉砕するドラゴンライド焔という者です」
ノ「現在は港を占領し、ヤってくる悪人を片っ端から叩き潰しているとの情報です」
イ「港を占領だと！？港と言えば悪の取引現場の定番とも言える重要な場所じゃないか！！」
ノ「ええ、そのため取引を潰された各組織団体から、我が組織へ助けを求める声が届いています」
イ「各組織団体がウチへ助けを求めてるってことは、それなりに腕が立つってことかい」
ノ「情報を聞く限り、今まで私たちが戦ってきたヒーローの中でも最上級というお話しです」
イ「へえ、おもしろいね♪久々に刺激のある相手になりそうじゃないか♪」
ノ「ちなみに今回も閃光仮面がレイドボスとして邪魔をしにヤってくるとの情報をキャッチしました」
イ「またアイツか……、懲りないねえ」
ノ「そこで今回は閃光仮面へ対抗するべく、ガチャへ節分を題材にした怪人を多数仕入れました！！」
イ「えーっと……、なんで節分なんだ……？」
ノ「私が独自に調べた情報によりますと、閃光仮面は子供の頃に節分で鬼役を任され、」
ノ「皆から寄って集って豆を投げられた記憶から、節分への強いトラウマがあるとのことです」
イ「…………（なんとも苦しい裏設定だな）」
ノ「ということで！！今回は悪豆撒いてヒーローは外、鬼は内大作戦です！！」
ノ「ちなみに今回の作戦では首領へ江戸っ子エナジーというものを集めていただきたいのです♪」
イ「江戸っ子エナジー？なんだいそりゃ？」
ノ「はい、今回は閃光仮面以外にも、江戸っ子口調のレイドボスたちが出現します」
ノ「その方たちから吸収したエナジーを利用した裏作戦も現在計画中なのです♪」
イ「あんたの作戦には不安しかないけど……。大将、港を奪還するついでに集めといてやろうぜ」
ノ「それではお待たせしました……、港奪還節分大作戦、決行です！！」

ホ「てやんでえ……、この程度の攻撃で倒れるかってんだ……」
ノ「今です！！　江戸っ子エナジー吸収！！」
キュイイイィィィン！！
ホ「うがああーーー！！うちのあいでんてぃていがーーー！！」
イ「…………（江戸っ子エナジーを吸収されることで苦しむ状況って訳分からんな）」
ノ「ふふ、いい感じにエナジーを集めることがデキましたね♪」
ホ「ち、ちっきしょー……、次はもっと江戸っ子力を高めてぶっ倒してやるからなあ……ザマス」
イ「…………（江戸っ子力ってなんなんだよ……。口調まで変わってるし！！）」
ホ｛覚えてろよーーー！！ザマス！！｝
ノ「ふふーん、一昨日来やがれです♪」
イ「…………（もうあたしの理解を超えている。全て聞き流そう……）」

シ「べらぼうめえ、あんたたち中々ヤるね」
イ「へえ、中々活きがいいじゃないか」
シ「へん、活きがいいのはネタだけじゃないってことだよ」
ノ「不意打ちで江戸っ子エナジー吸収！！」
キュイイイィィィン！！
シ「ひゃああぁぁ！！私の江戸っ子力があぁーーー！！」
イ「…………（こいつも口調変わんのかな）」
ノ「ふふふ、活きのいい江戸っ子エナジーをゲットです♪」
シ「いきなし何をしてくれてんねん！！」
シ「次に会う時は、おどれらタダで済まさへんで！！」
シ「覚えとけよドアホ！！」
イ「関西弁って、江戸っ子から真逆になってね！？」
ノ「イブリースさん、細かいことは置いておいて、ドンドン集めましょう♪」
イ「…………（あたしも関西弁キャラになれば人気出るかな）」

竜「チッ、ここまでつえええとはな……」
イ「あんたも中々骨があったよ。パワーのみで真っ向勝負を挑んでくるとはね」
竜「ケッ、敵に褒められるなんてこれ以上ない屈辱だぜ」
イ「素直じゃない奴だなあ。どうだいあんた、うちの組織でその力を使ってみないかい」
竜「ああ？負けても腐ってもあたしは正義のヒーローだ。悪になんて絶対手を染めねぇぜ」
イ「なら今ここであんたの心を壊して、あんたを悪の怪人として生まれ変わらせてやるよ」
竜「んだと？戦いには負けたが、心までは屈しねえぞ」
イ「はっ、いつまでその口が持つかね。それじゃ大将、後は任せたぜ♪」
竜「ヤってみやがれってんだ。隙を見てノド元噛み切ってやるよ」
ノ「あれ？今回私の台詞が全然ありませんけど……？」